導入前の課題
ひび割れは、表層のアスファルト舗装体が路盤の挙動(たわみ)に追従できない事に起因すると推察されました。車輪荷重等の加重・抜重によって断続的なせん断応力及びたわみが発生します。この作用によりアスファルト舗装にひび割れが生じると考えられます。初期ひび割れからの雨水侵入と断続的な車両通行により損傷が進行・拡大し、将来的にはポットホールへと成長します。したがって、損傷の軽微な時期に適宜処置を施すことが望ましいと考えられました。
導入後の効果
損傷発生メカニズムを踏まえ、使用材料は「たわみ追従性に優れる」「水密性が高い」の2項を満足するものが望ましいと考えられることから、弾性加熱合材ファルコンの採用に至りました。表層アスファルト舗装を幅300㎜深さ30~40㎜ではつり、下部のクラックをシール処理しました。表層部に弾性加熱合材ファルコンを充填・舗設し、ひび割れ部を封かんすることにより、ひび割れ部を保護するとともに表層ひび割れを長期的に抑制する効果が期待されます。
振動・騒音の軽減につながり、走行安全性が向上しました。
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