橋梁長寿命化事例

b-cases

立体交差の伸縮装置

橋種 PC橋
橋長 全長352.6m(13径間)
遊間 40mm~80mm
既設伸縮装置 ゴムジョイント+鋼製ジョイント
改善事項 漏水対策/止水対策
改善事項 振動・騒音対策

県道補修案件の中に本橋梁の補修も含まれていました。本案件を受注した建設コンサルタントに対し、シームレスジョイントの止水性、ライフサイクルコスト、騒音振動の低減等の特徴を説明し、現状のゴム・鋼製ジョイントから切り替え、シームレスジョイントを採用いただくに至りました。採用に至る過程においては、事前にコンサルタントに許可をいただき独自に現場調査を行い、調査報告書という形で現場状況、問題点、対策についてご提案を行いました。

結果として、ゴムジョイント・鋼製ジョイント13径間の14か所をシームレスジョイントに全交換致しました。

導入前の課題

車道部は後打コンクリートの破損や段差の発生により、振動・騒音の懸念がうかがえました。また、伸縮装置の継目部分に劣化が見られ、漏水の原因になっている事が考えられました。歩道部は伸縮装置本体の破損、地覆部シール材の欠損が発生していました。車道部、歩道部どちらも交換が望ましい状況となっていました。

橋面に関しては亀甲状のひび割れができており、クラック注入材等で補修の跡があり、今後ポットホールになりかねない状況に見受けられました。また、上リ線下り線の境目に施行目地のような物が大きく発生しており、段差ができている状況でした。

導入後の効果

今回採用させて頂いたシームレスジョイントは主要材料である弾性加熱合材「ファルコン」を使用した床版箱抜型(しょうばんはこぬきがた)の埋設型ジョイントです。「ファルコン」はジョイント前後のアスファルト舗装と同様の摩耗度を有することから、車輌通過時の振動・騒音を大幅に低減し、沿道環境の改善につながりました。

表層は弾性加熱合材で一体化されますので、接合部等の隙間も生じません。また、弾性加熱合材自体が水密性の高い材料ですので雨水が浸透することもなく、止水性の高いジョイントです。

同じ改善事項カテゴリの事例一覧

同じ生活環境改善カテゴリの事例一覧

お問い合わせ・ご相談・お見積りのご依頼は、電話またはメールフォームより承ります。

お電話でのお問い合わせ

03-3845-6141

「”路面補修NAVI”を見た」
とお伝え頂くとお待たせしません。

受付時間:平日 9:00~17:30

メールでのお問い合わせ
お問い合わせメールフォーム