橋梁長寿命化事例

b-cases

拡幅橋の伸縮装置

長さ・桁種の異なる拡幅橋の伸縮装置は縦横複合目地とも言えます。

橋種 PC桁、鋼桁橋
橋長 17m、15m(1径間)
遊間 30mm
既設伸縮装置 突き合わせジョイント
改善事項 漏水対策/止水対策
改善事項 二輪車の走行安全性向上

拡幅橋で桁種が異なる特殊な事例です。

PC桁と鋼桁の組合せになっており、しかも、それぞれの橋長も異なり(17mと15m)、大変条件の厳しい案件でした。当然横目地のジョイントの位置がずれておりますが、縦目地を含め3か所のジョイントを一体化する必要があります。

従来より縦目地と横目地の取り合いは止水対策が困難ですが、このように桁種・桁長が異なる場合は更に難易度が増します。こういった条件には、他のジョイントに比べ、シームレスジョイントが適しており、採用に至りました。

導入前の課題

現場は病院が近くにあり、騒音・振動対策も求められる場所でした。また、縦目地があるので二輪車のスリップ事故低減の為に走行安定性の向上も求められます。縦目地と横目地がある為、取り合い部の止水性に適したジョイントが求められます。

導入後の効果

縦目地については、シームレスジョイントは埋設型ジョイント(床版箱抜型)であるため、橋梁舗装面と連続的な舗装状態になり、走行安全性は向上しました。縦目地と横目地の取り合い部の漏水対策については経過観察中ですが、他のジョイントに比べ、連続的に漏水対策がなされた構造であるため、効果が期待できます。

シームレスジョイントの特徴である振動騒音の低減も図られました。

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