新設橋・シームレスジョイント (完全埋設型SJ-P)
橋種 | PC橋 |
---|---|
橋長 | 13m(1径間) |
遊間 | 30mm |
既設伸縮装置 | (新設) |
改善事項 | 漏水対策/止水対策 |
改善事項 | 振動・騒音対策 |
新設橋において、橋梁長寿命化の観点から、止水対策が重要視されています。他の埋設型ジョイント(舗装厚内型)や、鋼製ジョイント・ゴムジョイント等と、シームレスジョイントとの比較資料にてご提案した結果、シームレスジョイントが優位であるとの認識を頂きました。更に新設橋の場合は、止水性に最も優れた完全埋設型のシームレスジョイントSJ-P型が適用可能である旨ご説明し、採用に至りました。
導入前の課題
住宅街である為、騒音・振動対策が必要であり、埋設型ジョイントが望ましい場所でした。また、長寿命化の為に止水性に優れたジョイントが求められ、この点ではシームレスジョイントが適しています
本件においては、伸縮量は30mm以下でシームレスジョイントSJ-P型の適用範囲内であり、最も止水性に優れたSJ-P型の採用に至りました。
導入後の効果
設置後15年経過後も、漏水跡は確認されず、止水性は維持されていました。また、伸縮装置設置箇所の舗装にはクラックは発生していませんでした。
現状補修は必要ありませんが、将来的に補修する場合は、条件によってはアスファルト舗装打ち替えだけで対応可能で、その場合は伸縮装置の交換の必要がなく、結果としてライフサイクルコストを抑えることができます。
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