重交通路線の跨線橋の伸縮装置

跨線橋：鉄道線路をまたぐ橋梁

交通量が、1日4万台で大型混入率15％の重交通路線での設置の実例です。

定期点検で補修が必要と認められた伸縮装置ですが、跨線橋の為止水対策が大変重要でありました。また、重交通路線で路面や伸縮装置の損傷が生じると走行安全性が確保できない為、走行安全性に優れた伸縮装置が求められました。

建設コンサルタントに対し、既存の突合せジョイントや他方式のジョイントと、シームレスジョイントとの比較資料にてご提案した結果、シームレスジョイントが優位であるとの認識を頂き、採用に至りました。

導入前の課題

止水性と走行安全性が重要な要求品質であったため、埋設型ジョイントが適した案件でした。特に、交通量が4万台/日（大型混入率15％）と重交通路線であったため、重交通路線に対して耐久性に優れたシームレスジョイントが求められる条件でした。また、縦目地がある為、縦目地対応可能なジョイントが求められました。

埋設型ジョイントの中には、舗装厚内型とシームレスジョイント（床版箱抜型）がありますが、重交通路線対応・縦目地対応の両面でシームレスジョイントは優れた特徴を有します。

路面損傷、漏水対策については経過観察中です。

但し、他の案件で評価されているので、本件についても効果が期待されます。重交通路線で、10年目に、表層打ち替えが行いましたが、伸縮装置に損傷はなく、止水性にも問題がありませんでした。